亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

一歩一歩

位牌に手を合わせる時

毎日、朝晩の二回、

僕は息子に話しかけます。

もちろん位牌の前で・・・

息子が僕と対話したいか

どうかは別として、

僕は勝手に心に思います・・・

お前がいたからこそ

これだけの人生が全う出来たという

そんな人生にしますと・・・

まずは、次男を繁栄させる。

そして、それに向かって

日々一歩一歩でも、

少しでも自分を家族を良くしていく。

ただこれだけです。

そして、それが成就された時、

僕は息子を思い泣きます・・・

それまでは、

泣かないつもりですから・・・