亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

子供への愛情に義務感は伴わない

羨望と懺悔

会社の男性が、
「明日は、子供の遠足だから
明日の仕事の段取りをつけて、
明日、遠足の前に、
早朝出てきて仕事を終わらせます。」
そう僕に話しました。
こんなに子供に対して、
深い愛情を持てる事を
正直、羨ましく思い、
また懺悔の気持ちが湧き上がりました。
自分の自殺した息子とは、
天地の開きがある
育てられ方をされている幸せな子供が、
本当は普通の子供なんでしょう。
愛情というものは、
義務感を伴わないもの・・・
僕には程遠い事なのかも知れません・・・