亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

入学シーズン

全く無関心だった

普通の親ならば、

自分の子供が小学校や

中学校に入学ともなれば

お祝いをして、

心から喜ぶものでしょう。

しかし僕の思い出は、

「息子の入学に関心がなかった」

ということだけです。

商売が大変だったのは

二次的な言い訳で、

本当に関心が無かったのです。

「学校」「勉学」「先生」という言葉に

恨み骨髄だったからでしょう・・・

今思えば、

何という事をしてしまったのか

息子に・・・

そう思いますが、

当時の僕にそんな感情は

全くありませんでした。

入学シーズンが来るたび

懺悔の気持ちがもたげます・・・