亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

自死家族とはいえ・・

人それぞれの思い

息子が自殺してから数ヶ月、

身内の方が

自殺された方のサイトを

頻繁に読んでいました。

また、自死家族の集まりが

各地に存在する事を知ったのは、

そんなサイトの中で、

とても優しいものだと思いました・・・

ただ、自死家族と言っても、

一つ一つの家族には、

全く違う事情があるはずです・・・

子供を愛せなかった僕とは正反対に、

子供を心から愛し、大切に育てた・・・

それなのに不幸にも子供さんが、

自殺された方もいるでしょう。

やはり同じ自死家族という立場にはいても

そこで僕の心を癒やすことは、出来ないし、

子供を愛せず、無関心で、

しかも子供を憎んでしまった僕が、

自分の都合の良い事を期待をするのは、

集まった人に失礼だと思うし

また、僕がお話出来ることで、

他の方々の心を安らげるなんて、

全く考えも及びませんでした。

結局、

僕の人見知りな性格も相まって

今現在まで、そのような集まりに

参加した事はありません。

そして、やはり思うのは、

今までも何度も書いているように、

生い立ちから今までの心のありかと

僕がやってしまった多くの失敗を

自死家族とは無縁のごく普通の方々に

晒していくことです。

僕や僕の家族のようにならないためには、

僕の経験を誰かに生かしてもらう事。

それしかないのですから・・・