亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

墓参り

心の中で思う大切さ

息子のお墓は、
自宅から40分位の
納骨堂にあり、
数ヶ月に一度は、
墓参りをしています。
ただ、
お墓参りという形を
見せるのも大切とは
思いますが、やはり毎日心の中で、
「思う」「思い出す」方が
故人に対しては優しい
行為のような気がします。
もちろん息子の事は、24時間
頭にこびりついて離れません。
ただ、
父親と同じお墓にいる息子ですが、
父親のことは、墓参りに行った時も
忘れてしまうほどの存在です。
父への恨みを息子で晴らそうとした
愚かな僕は、未だに父親を愛おしいと
思えていない証拠でしょう。
何回も書きましたが、
親子の絆が普通にある家庭は、
やはり、
奇跡的な家庭です・・