亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

家族の幸せをイメージする

僕がやらなかった事

息子を自殺に追いやった

最大の原因は、

僕の父親への執念深い「恨み」です。

その恨みを晴らすことだけを

人生の中心としていた事に

息子が自殺してから

気付いたのです・・・

遅いですが、事実です・・・

思えば、僕は家族の幸せという

明確なイメージを

持っていなかった気がします。

将来子供が就職、結婚し孫が出来る、

それが幸せというものだと

思っていなかったのです。

自分が子供を

授かったにもかかわらず、

孫が欲しいと思ったことも

全くありませんでした・・・

人生において、

いえ、結婚生活において

一番大切なことは、

「幸せをイメージする事」

これさえあれば、

家族の幸せは来るでしょう・・・

逆に僕のように

全く幸せのイメージを

思い描けなければ、

僕のような結果が待っているのです。