亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

生きること

目の前の人を幸せにする

僕が出来なかったのは、
目の前の家族を幸せにする事。
息子が自殺した時点で、
過去形になりました。
今、目の前にいる人を幸せにするという
人として当たり前の事が、
出来ませんでした。
僕は自分の利害や好き嫌いだけを
押し通したのです。
手遅れですが、
今は、目の前の妻、
目の前の次男、
目の前の全ての他人を
幸せにする事を
考えて生きていくしかありません。