息子が命を削って教えてくれたもの(3)
子供の為の預金
僕は自営業で自転車操業していたので、
お金が無くて、子供の為に預金など
していませんでした。
しかし、今考えると、外食は頻繁にしていたわけで
本当に食えなかったとは言えないのです。
今、息子が自殺して教えてくれたことの一つ、
子供を大切にしているよという
意思表示が必要だったこと。
少なくてもいいから毎月なんらか
子供の為に貯金をするとか、
洋服を買ってあげるとか、
制服が破れていたら買い替えるとか
世間の一般の親ならば普通に、
ごく当たり前にやっていることをやる事です。
多くの親御さんはこんなことを書くと
バカな親だと思われるでしょうが、
世の中には僕のようなバカな親だっているのです。
息子が死んでしまって、
もう息子に何かをしてあげることは出来ません。
ただ、息子から教えられたことを
次男には実践して、いつか次男が天寿を全うして
天国で兄と出会った時、
「兄ちゃん、苦しかったね。
でも、兄ちゃんが僕を思ってくれていたお陰で、
僕はこんなに幸せだったよ!本当にありがとう」
そう言えるように息子から教えてもらったことを
実践していきます。