亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

タバコの臭い

息子が来ていた?

妻が、

「今日○○(息子の名)の夢を見たよ。

そして今朝、タバコの臭いがした

きっと○○が来てたんだ」

と話してくれました。

僕にはそんな臭いしませんでした。

僕はタバコは吸いませんし

その臭いが大嫌いで、

息子がタバコを吸うのが正直疎ましい思いでした。

きっと息子はそんな僕の気持ちを知っていて

妻だけに来た事を告げたのかも知れません。

生前、自分が疎ましく思われていたことも承知だったのでしょう。

そんな事も原因で、息子の悩みも見ないふりしていていた

自分自身が本当に疎ましく思われて仕方ありません。

無償の愛が無いから子供の嫌な一部分に

スポットをあててしまうんですね。

素晴らしいところを見なかった自分を

本当に後悔しています。

後悔しても遅いけど...。