亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

愛情が薄かった僕

愛情がいつの間にか...

息子が死んでから、

何かの拠り所を見つけたくて、

毎日のように自死家族のブログを読みます。

その中に、

「子育てにおける最大の失敗は自殺である」

という記事を見て、

息子さんを自殺で失った母親がショックを受け

倒れそうになったというのがありました。

確かにそうだとしても

記事を書いた方が自死家族ならば、

こんな記事は書かないし、

書けないと思いました。

しかしながら

僕は、間違い無く子育ては

あらゆる面で、失敗してしまいました。

評論家の意見には同意しますし

倒れそうになることもありません。

その通り事実なのですから。

無償の愛情がいつの間にか

薄くなってしまい、

息子が自殺する前の何年もの間は

気にはなるけども放置した状態のようで、

息子からしたら

「俺の事、何にも気にもしていない父」

としか映らなかったでしょう。

 

僕は親であって親ではない存在でした。

今、前向きな気持ちにならないといけない

とは思いつつも止まってしまいます。

息子を守れなかった、いや守らなかった

後悔と自責の念は海岸に打ち寄せる波のように

永遠に続いていくのでしょう。