亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

愛情の反対は?

言葉では分かっていても

愛情の反対は憎しみ...

ではありません。

愛情の反対は無視です。

僕はこのことを分かっていながら

結局、息子のことをしっかり見なく、

というよりも

見ないようにしていたのです。

無視ですね...

僕が全部息子の人格を形成したくせに

その人格全てがうっとおしくて、

話すのが嫌になっていました。

こう書くと、なんという酷い親だと思うでしょうが、

酷い親というよりも

こんな行為に走ってしまうこと自体、

もはや親では無かったのです。

無視された子供の気持ちが

分からなかった、

いや理解しようともしていなかった僕。

中学を卒業して17年の間、

僕は息子とどれだけの時間、

会い、話しをしたのか?

きっと数時間も無いでしょう...

何のために子供を授かったのか、

毎日過去の自分を後悔しています。

息子を亡くして初めて知るなんて、

バカ過ぎますね。