亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

思い出...

一緒にした旅

息子が小さなころは、

次男も含め家族4人で

旅行することはありました。

しかし、自殺した長男が

中学生くらいになると

もう旅はしなくなりました。

ただ、次男とは何回か

二人で旅行しているのです。

だから二人の思い出はいくつもあります。

しかし長男と二人の旅の思い出は

ありません。

行っていないのですから...

今思えば、

避けていたと思います。

特にタバコを吸い始めた長男と

同じ空間にいること事態

はっきり言って嫌でした。

だから旅行などは

もっての他だったのでしょう。

長男が寂しさのあまり

タバコを吸って

自分に振り向いて欲しいという

アピールをしていたのに、

それをただ、

「この野郎!犯罪者め!」

としか思わなかった僕。

今は、後悔しかありません。

子供の「助けてサイン」

見逃すと必ず子供と家族全員を

不幸にしてしまいますから...