亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

息子の死を知った日から半年

半年で起きた家族の変化

息子の遺体が発見された日から

今日で丸半年。

その間、僕は息子のことを

思い出さない日、

いや思い出さない時間は

ありませんでした。

きっとこれからもそうでしょう。

半年経った今、

大きく変わったことは、

次男との関係です。

自立していると安心していた次男が、

かなり厳しい境遇にあったことや

今の問題などを知りました。

息子(長男)の自殺がなければ

きっとそのままだったことばかりです。

半年前までとは雲泥の差で、

コミュニケーションをとるようになり

何とか良い方向が見えています。

これは、長男が命を縮めて、

僕たち家族を守ってくれたとしか

言いようがありません。

もちろん、これで、

息子の死を止められなかった

僕の責任は1%も薄まるものでは

ありませんが、

今、僕が生きているならば、

今を最良に生きて、生き抜いて、

自殺した息子が理想とした家族に...

なるしかないのです...。

もちろん、息子がこの世にいない今、

もうそうなれないことは

十分承知はしています。

それでもやはり、

温かい交流のある

理想の家族に近づくしかないと

改めて思っています。