亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

自分の性格が恨めしい

先天的なもの

個性や性格はひとそれぞれで、

それは本人の努力とは無関係です。

育った環境にも左右されるでしょう...

性格は努力でなんとかなるとか

綺麗事を言う人は多いですが、

僕が60年近く

自分に葛藤してきたことを思えば

やはりそれは無理でしょう。

僕が息子を自殺に追い込んだのは

僕が父を心底恨み続けていたことが

大きな要因でした。

それが分かって半年も経って、

やはり父が憎く、恨みも

消えていないのです。

心の中では息子を自殺に追い込んだ

最も悪は「父への恨み」と分かっていて

もう憎むのは止めるんだと言い聞かせても

体の反応は違うのです。

正直、苦しいし、

出来れば消えてしまいたい、

今すぐに死んでしまいたい衝動にさえ

かられてしまいます。

自然災害があるならば

僕の身の上に起きてくれればとも

思ったりします...

「心」の問題は永遠の問題なのです...