亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

友人の墓参

多くの人を不幸にした僕

昨夜、次男から電話がありました。

日頃はメールでのやり取りが主で、

電話なんて珍しいし、

緊急事態でもあったのかと

ドキドキしながら電話に出ると、

次男から、

「兄ちゃんの友達が

お墓参りしてくれたけど

扉の中にノートが置いてある

納骨堂で間違いない?」

という話しでした。

もちろん間違いありません。

同じ形したものが沢山ある納骨堂、

「○○家」とは書いてあっても

本当に息子が眠っている場所か

友人は心配だったのでしょう。

息子が自殺して4ヶ月経つというのに

こんなにまでして、

お参りしてくれる友人を持っていた息子...

そんなに好かれていたのに

その息子を無視し無関心でいた僕...

友人へは心から感謝すると共に

僕が友人へ与えた

悲しみの大きさを改めて後悔...