亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

墓(その2)

やはりお墓...

タバコが大嫌いな僕の父と

タバコが大好きな僕の息子が

同じ納骨堂に入っていることは、

つい先日も書きました。

僕は、息子の友人たちがお参りに行き、

タバコを置いてくるのを

正直ドキドキしています。

それはもちろんタバコを吸わない

父に対してもタバコを供える

行為になるからです。

タバコが大嫌いな僕が死んで、

もし墓前にタバコを置かれたら

どう思うでしょうか?

きっと供えた人を殴りたくなるでしょう。

冗談ではなく本当に。

そう考えると、

やはり同じ納骨堂に入れておくのは

「主」である父に対しても、

「居候」である息子に対しても

何もいい事はありません。

やはり

何とかしないといけないという思いが

日々もたげてきます。

僕の人生に大きくのしかかって

僕を苦しめるタバコって

何でこの世の中にあるんだろう...

こんな事も毎日考えます...