亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

ポケモン

幸せだったのは奇跡...

息子が小学生のころ

よく僕にポケモンの絵を描いてと

せがんできました。

僕は見た目を描写するのは

苦手ではなかったので、

何匹ものポケモンを描いてあげました。

僕が良く覚えているのは

ワンリキー

あのころは息子とうまく

やっていたのに、

自殺に追い込んでしまうなんて...

何気ない平凡な日々は、

本当に奇跡的な素晴らしい日々だったのです。

何回も書いたかも知れませんが...

今、当たり前なことは

10年経って特別なことかも知れません。

僕は、僕のやってきた大きな過ちを

多くの人に伝えていきます。

それは、

息子の魂を少しでも慰めるためでもあり

また、新しく生まれる命が息子のような

悲劇にならないように

心から願っているからです。

平凡が一生続くのは奇跡ですから...