亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

12月は・・・

誕生日を祝わない・・

12月になりました。

12月は自殺した息子の誕生月・・・

 

息子が中学を卒業するころから

ずっと息子の誕生日を祝った事は

ありませんでした・・・

それは僕が息子に愛情を持てなく、

それどころか憎んでいたからです。

僕が、そんな行動をしていたので、

妻も僕に気遣ってか

息子の誕生日を心では祝福しても

行動としてはあまり

表していませんでした。

僕は、妻の気持ちも

踏みにじっていたんだと

息子が自殺した今、よく分かります。

子供が生まれた日を

一生喜びと感謝の日に出来る夫婦は、

恵まれた夫婦だと思います。

それが当たり前と言えばそうですが、

当たり前は奇跡なのです。

世の中には、僕たちのように

悲しい日になってしまう夫婦も

いるのですから・・・

「当たり前は奇跡的な出来事」

いつも心に思っていたいものです。