亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

結婚記念日

もしも

6月10日は僕たち夫婦が

結婚式をした日です。

しかし、今の僕は素直に喜べません。

もしも、僕たちが結婚していなければ

息子は生まれてこなかったし

自殺して人生を終らせるような

苦しく、悲しいことは起きなかったのです。

そんなことばかり考えてしまう結婚記念日...

妻には申し訳ないと思うけど

やはりどうしても

もしも結婚していなければ...

そんな思いがよぎるのです...

妻が全身全霊命懸けで生んでくれた

大切な子供を

ちゃんと愛せなかったこと

本当に妻には言葉がありません...