他人にも優しく
息子には冷たかった僕
僕の最大の失敗は、
他人に優しく、
息子には冷たかったことです。
僕は、人といるのがとても疲れるので、
出来れば誰とも会いたくないのに
商売をやっていたこともあり
他人には常に気を遣っていました。
反面、それが家庭では、
息子に対しては気も使わず、
ただの冷たい人間になっていたのです。
本当は逆なのに...
他人に気を遣わないという意味でなく、
他人よりも自分の子供こそ
気を遣う対象であるという事です。
殺人で一番多いのは、親子、兄弟です。
きっと僕のように
その殺人者たちも他人には、
かなり気を遣っていたのでしょう。
自分が手をくだしたのか、
精神的に逃げ場を断って、
死に追いやったかの違いはあれども
僕も殺人者と何ら変わりありません。
やはり生きる基本は、
「他人に優しく」
ではなく
「他人にも優しく」です。
まずは、家族への優しさですから。