亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

何が人の幸せなのか?

生まれて良かったと思う裏付け

この世に生まれて、

本当に良かった、

幸せだったと思いながら

死の瞬間を迎える人は、

いったいどのくらい

いるのでしょうか・・・

逆に僕のように

常日頃から、

この世なんかに

生まれて来なきゃ良かった、

死んだら二度とこの世に

生まれ変わりたく無いと

考える人もそれなりに

いるはずではないかと

思ったりもします。

もちろんこんな気持ちを公言すれば、

「あなたは間違ってる!」

そう断罪されてしまうのがオチですから

普段は口が裂けても言いませんが・・・

この世に生まれて良かったと

言える裏付けは、

幼少期からの

中身を伴う円満な家庭、

学校生活も充実し、

社会人として

余裕のある収入と暮らし、

大病にもおかされず、

不慮の事故にも遭わず、

大過なく過ごせる事。

そして、親兄弟も

健康で、自殺者もいなく

自分と同じく

大過なく過ごしていること。

こんな事でしょうか・・・

結論が出ないまま、

時々こんな事、考えてしまいます・・・