亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

あした

今からという時間

何が起きても
「明日がある」
そう思ってその日その日を
生きて行くのが人間です。
息子もきっとそう思いながら
苦しい日々を過ごしていたかも
知れません。
でも、息子には
「明日はない」と思える日が
やってきて、自殺しました。
明日があるという言葉、
これは奇跡的な言葉です。
こんな奇跡的な毎日なのに
現世にいる僕はまだまだです。
息子が見れば、
「お前、甘いよ!」
きっとそう言っているでしょう。
息子の命と引き換えに
生かされている事、
改めて考えています。