亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

七夕

年に一回の逢瀬

今日は7月7日の七夕の日。

織姫と彦星が年に一度会える日です。

年に一度だけなんて、

そんなに会えないのか...

なんて以前は思っていましたが、

僕は自殺した息子には

一生会えないのです。

会える希望があって生きるのと

会える希望が皆無で生きるのは、

全く違います。

僕が、息子を精神的に追いつめて

死に追いやったのですから

僕が寂しいとか悲しいなんて言うのは

おかしな話しですが、

それでも僕は、寂しく、悲しく、

苦しいのです。

今後、現実の世界で、嫌なことや

苦しいことがあったとしても

息子を失った以上の悲しみ、苦しみは

きっと来ないでしょう。

そういう意味では強くなれた部分も

少しはあるのかとは思います。

七夕、

正直僕にとっては

ただただ羨ましい逢瀬の日です...