亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

虐待のニュースを見る度に

世間とは違う思い

僕は32年間、

息子を言葉と態度で、

精神的に虐待していました。

(当時の僕にその意識が

無いから怖いのです)

その結果が自殺だったのは、

間違いありません。

最近も虐待された幼児のニュースが

放送されていますが、

やはり評論家、コメンテーターと

呼ばれる人たちが、

何も分かっていないのを痛感します。

もちろん虐待した親に罪はあるし

償うことは大事でしょう。

ただ、その親の人格が出来た「背景」に

真摯に切り込む人はほぼいません。

生まれつきおかしな人間だから

子供を虐待するのではなく

育てられ方と本人の性格が

ミックスされた結果が、

虐待なのです。

以前も書きましたが、

親を恨んだり、憎んだり、

自分に価値観を見いだせない人は、

子供を持つ前に、

それを全てリセットしなければ、

子供を虐待する可能性は高いでしょう。

僕はリセットどころか、

増幅してしまいましたから・・・

子供の人格・・・

全ては親で決まります。