亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

誰を幸せにする?

勘違いしていた僕

僕が結婚式関係の商売をしていた時、

いつも従業員に言っていたのは

お客様を幸せにしましょうという事。

でも本当に幸せにしなけりゃいけなかったのは

自分の家族であり息子なのでした。

僕は何をやっていたんだろう...

自分の息子一人幸せに出来なかった僕が

他人の幸せを論じるなんて、

なんてバカなんだ。

後悔しても何も生まれないことは重々承知していますが、

やはり後悔しています。

他人の幸せに貢献するのは

大切ですが、それは家族を幸せにしていてこそのもの。

息子よ、あの世か来世かわからないが、

とにかく幸せになってくれ。

そして僕のことは恨み続けて欲しいが、

恨みは何も生まないのは僕が一番知っているから

出来れば、僕の存在を忘れ幸せになってくれ。