亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

時間とともに

悲しみや後悔の大きさ

時が経てば心の痛手も和らいでくるとは

言いますが、

息子の自殺は、一般的に言われるものとは全く逆です。

少なくとも僕の場合は...

日々、息子が生まれた時、赤ちゃんだった頃の顔、

一緒に絵を描いたこと、テレビゲームをした事、

溢れるように思い出されて来ます...

何で、あの頃のように

ずっと愛情を持てなかったのか...

後悔の嵐に襲われています。

時が経つほど心は苦しくなるのです...

きっと、僕の毎日は、こんなことばかり

思ってしまう毎日なのでしょう。

そして、いつもニコニコ笑っている妻は、

僕の苦しい心を察しているからこそ

明るくしているはずです。

もちろん元来の明るさは

妻の素晴らしい長所ですが、

僕は妻の笑顔を見る度に

妻に申し訳なく思うばかりです。

昨日も同じようなこと書きましたね...

妻のこと。

でも息子の事を思い出すと

妻の事も思ってしまう...

この気持ち、一生抱えて生きていきますよ、僕は。