亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

家族揃って...

絆を作り始める

今日は次男と一緒に

家族三人...

そう四人ではなく三人、

一緒に妻の弁当を持って

公園に行きます。

雨が降ったら自宅で

妻の手料理を次男に

食べてもらうのですが...

こんなごく普通のことから

始めていくことにしました。

ただ、会い、妻の料理を食べてもらう。

これだけさえもしていなかった事です。

自殺した長男から

「お前達、まともな家族になれよ!

俺が死んで教えるから家族の絆の大切さを

よく理解しろ!」

そう言われたのです。

だから僕たちは、ゼロから出発しています。

そして、いつか長男が望んだ、

「普通の家族」になります。

あ〜家族四人と言いたかった...。