亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

電話代

苦しんでいても知らんぷり

息子が自殺する半年ほど前、

電話代が払えないから

電話がストップされると

息子が言っていると

妻から聞きました。

でも僕は、何もアクションをおこさず

あ〜そうなんだ...

位にしか考えていなかったのです。

電話がストップするということは、

その他の支払いも出来ない状況なのが

何も理解出来ていなかったのか、

それともやはり

息子に全く無関心になっていたのか...

きっと息子が煩わしいと思う気持ちが

僕の心を支配していたからでしょう。

そんな意味で、

僕は親とは言えません。

人間でもないでしょう...

ただの虐待者だったのですから。

まともな親なら心配するところを

煩わしいと思う心が勝ってしまうなんて、

普通の人には信じられないでしょう。

でも僕はそんな人間だったのです。

息子が自殺して初めて

自分があまりにも

おかしな人間だと気付きました。

遅いけれども...

いつも書きますが、

今後は僕のやったことをさらけ出し、

一人でも息子と同じ境遇にならないよう

発信していくのみです。