亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

自殺をする前に

最後の手段

僕の息子が自殺したのは、

間違い無く僕が息子のSOSに

無関心だったからです。

そんな取り返しのつかない失敗から

僕は自殺を考えている、

切羽詰まった方にお話したい事があります。

自殺をする前に、

思い切り周囲の人に

自殺まで追い込まれた今の自分を

さらけ出してみてください。

難しいとは思いますが、

とにかく、親ならば、

「俺はもう死ぬしかないんだ」

と言ってみてください。

僕が思うに、

直接こんなことを言われれば、

子供のことを避けていた僕でも

目が覚めたかも知れないからです。

間接的な表現は、

僕みたいに子供に無関心な親には、

全く通じません。

いや、僕自身、何も感じなかったのです。

自殺が悪いなどとは言いません。

最終的に楽になる手段だとは思います。

ただ、ただ、最後に

悪あがきを思い切りやってみてください。

何かが変わるかも知れませんから。