亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

サンタクロースになった思い出

サンタが親と知らなかった頃

息子が小学校低学年のころ

サンタクロースに

自転車をねだりました。

その頃の僕はまだ人の心があったのか、

大きな自転車を息子に見られないように

車の中に隠し、息子が寝たあと

玄関に置いておきました。

翌朝、息子がその自転車を見つけて

大喜び・・・

その時の気持ちを何故忘れたのか・・・

息子が喜ぶ笑顔を

永遠に見たいと思わなかったのか・・・

クリスマスがくるたびに

自転車の思い出は蘇るでしょう・・・