亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

氷の心

どこまでも冷淡

今まで60年近く生きてきて、
様々な場面を思い出します。
思い出す多くの出来事は、
いつも僕の冷淡さがセットで付いてきます。
自殺した息子との思い出は、
僕の心の冷淡さしか
思い出せないくらいです。
なんで、こんな氷の心に
なってしまったのか・・・
ただ、ただ、自分が嫌になります。
しかし、
こんな父親を持った息子の
計り知れない苦しみに比べれば
ゴミにもならない気持ちでしょうが・・・