亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

チョコあ~んぱん

お参りに行くと・・・

息子の眠る納骨堂に行くと

何度も見かけたのが、

「チョコあ~んぱん」。

友人が持って

来てくれているのですが、

僕は息子の好物を

殆ど知らなかったので、

チョコあ~んぱんがそんなに

好きだったなんて、

息子が自殺していなければ、

一生知らなかったこと。

好物も知らない親なんて、

クズも同然。

いつも心の中で

自分に言ってしまうのは、

「お前なんか死ねよ」です。

このフレーズ、息子が自殺する

はるか昔から僕の心に頻繁に

現れていて、今まで何百回、

いや何千回となく言っているでしょう。

チョコあ~んぱん、

今、僕が食べています・・・