亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

唐揚げ

遺骨と暮らす最後の日

明日が納骨です。

なので、遺骨を家に置いておくのは

今晩が最後になります。

そんな最後の日に、妻は

息子が大好きだった鳥の唐揚げを作ります。

妻の優しさに、また涙...

そして、

息子に美味しい物を食べられる日々を

送らせてあげなかった僕の

冷たさ残酷さに自分を殺したい気分になります。

正直、僕が死ねば妻も次男も困るから

今は死ねません。

でも妻も次男も困らない状態になったら

一刻も早く死んでしまいたいと思います。

正直、生きている限り24時間息子のことしか

考えられません。

食事をしても、風呂に入っても、仕事中も、

運転中も、テレビを見ていても...

何で息子が生きているうちに

息子の事を考えなかったかと

何度後悔をしても意味がないのは承知しています。

でもそう思うのが常なのです。

唐揚げ、僕も大好物なので、

息子と一緒に食べられれば良かった...

明日は雨が降るそうです。

涙雨なのか...