亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

今はもういない二人

思い出の歌

自殺した息子が小さな頃、

マイケルジャクソンの

Badという曲が流行っていました。

そのさびの部分、

アイムバッドと繰り返す部分を

息子は、

アペー、アペーと歌っていました。

確かに僕もそのように聞こえていました。

そんな歌っていた

マイケルジャクソンも、

真似していた息子も

今はもうこの世にいません...

Badがたまにどこからか流れてくるたび

息子がひょうきんに歌って

踊っていた姿が目に浮かび、

心が締め付けられます...