亡き息子に捧げる

長男が自殺した父親が綴るあれこれです。息子を死に追いやってしまった自責の念は一生残ります。息子が僕に残した「お前の生き方は間違っている」というメッセージを心に刻み、日々もがいている自分の姿をそのまま書き綴りました。

真夜中の飛行機

気がつけば空を見上げる

息子が自殺して、

僕はよく空を見上げるようになりました。

立ち止まっていたり

歩いていたり、

それは時を選びません。

空を見上げて、息子の顔を思い出します。

別に見えるわけでもないのに

思い浮かべてしまいます。

そしていつも後悔と懺悔の気持ちが

僕の心を支配します...

そんな中、この数ヶ月、

仕事からの帰り道、夜空でよく見るのが、

赤と黄色に点滅する飛行機らしきもの。

しかし、夜11時過ぎて何故毎日飛行機が

飛んでいるのかが不思議なんです。

数機見かける日もあります。

空港の発着時間はとうに過ぎているのに...

自衛隊機なのか、アメリカ軍?なのか...

たまに点滅が見えないと、それが気になります。

いずれにしろ

息子が自殺したことで、

僕は空に興味を持つことが

出来るようになったのです。

いつか星空の綺麗な場所に行って、

心行くまで息子のことを考えたい

時間が経つのも忘れて...

そんな思いのこのごろです。